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子どもの自立・自律を育むには? 〜「できるようにする」より、「育っていく」ことを大切に〜

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子どもの自立・自律を育むには?

〜「できるようにする」より、「育っていく」ことを大切に〜

 

こんにちは。ろすい塾です。

 

今回は、子どもの成長を考えるうえでとても大切なテーマである

「自立」と「自律」についてお話しします。

 

「自分のことは自分でできるようになってほしい」

「将来、自分で考えて動ける子になってほしい」

 

そんな願いを持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。

 

けれども、子どもの自立とは、

ただ何でも一人でできるようになることではありません。

 

また、自律とは、

我慢強くなることや、言われたことをきちんと守ることだけでもありません。

 

大切なのは、子どもが少しずつ

「自分で考えること」

「自分で選ぶこと」

「自分の気持ちを整えること」

を身につけていくことです。

 

そして、その力は急に育つものではなく、

毎日の小さな経験や、大人との関わりの中でゆっくり育っていくものです。

 

「自立」と「自律」の違い

まず、自立とは、

自分で考え、選び、行動していく力のことです。

 

ここでいう自立は、

「誰の力も借りずに一人で生きていくこと」ではありません。

 

困ったときには助けを求めたり、人に頼ったりしながらも、自分の人生を自分で進めていく力のことを指します。

 

一方で、自律とは、

自分の気持ちや行動を整える力のことです。

 

たとえば、気持ちが落ち着かないときに少し切り替えてみること。

やりたくないことにも向き合ってみること。

イライラしたときに、自分なりに落ち着こうとすること。

 

そうした「自分の内側を整える力」が、自律です。

 

自立が外に向かっていく力だとすれば、

自律はその土台を支える内側の力といえるかもしれません。

 

この2つが少しずつ育っていくことで、

子どもは自分らしく、安定して前に進めるようになっていきます。

 

自立には4つの側面がある

「自立」とひとことで言っても、その中にはいくつかの力が含まれています。

子どもの自立を考えるとき、主に次の4つの側面があります。

 

1.生活的自立

身の回りのことを、自分で少しずつできるようになる力です。

 

朝起きる、支度をする、持ち物を整える、時間を意識する、片づけをする。

こうした日々の生活の積み重ねが、子どもの土台になります。

 

2.精神的自立

自分の気持ちや考えを持てるようになる力です。

 

「自分はどうしたいのか」

「何が好きで、何が苦手なのか」

「今、どんな気持ちなのか」

 

そうしたことを少しずつ感じたり、言葉にしたりできることも、精神的自立の一歩です。

 

3.社会的自立

人と関わりながら、社会の中で生きていく力です。

 

相手の気持ちを考えること、約束やルールを意識すること、周りと協力すること。

自分だけでなく、他者との関係の中で育っていく力です。

 

4.経済的自立

将来、自分で収入を得て生活していく力です。

 

これは子どものうちにすぐ身につくものではありませんが、生活面・気持ちの面・社会性の面が育っていく先にある、大切な力の一つです。

 

 

どれから育てればいいの?

「4つもあるなら、どれから育てればいいのだろう」

そう思われるかもしれません。

 

でも実際には、子どもの成長はきれいな一直線ではありません。

いくつもの力が重なりながら、少しずつ育っていくものです。

 

ただ、土台として考えやすい流れはあります。

 

まずは、生活的な自立です。

身の回りのことを少しずつ自分でできるようになると、

子どもの中に

「やってみようかな」

「自分にもできた」

という感覚が育っていきます。

 

その経験が、

「自分はどうしたい?」と考える精神的自立や、

人との関わりの中で役割を感じる社会的自立へとつながっていきます。

 

たとえば、お手伝いひとつをとっても、

自分でやる経験になること、

やりたくなくても取り組む力が育つこと、

家族の一員としての役割を感じることなど、

いくつもの力が一緒に育っていきます。

 

大切なのは、「順番どおりにできること」よりも、

毎日の中でどんな経験を積み重ねていくかです。

 

子どもの自立・自律を育てるために大人ができること

子どもの自立や自律は、子どもだけの力で育つものではありません。

そこには、周りの大人の関わりが大きく影響します。

 

  1. 安心できる場所をつくる

子どもは、不安が大きいと動けなくなります。

反対に、「ここなら大丈夫」と思える場所があると、少しずつ挑戦できるようになります。

 

自立の第一歩は、一人で頑張ることではなく、

安心して戻ってこられる場所があることなのかもしれません。

 

  1. 小さな「できた」を見つける

大きな成功でなくてもかまいません。

 

昨日より少し早く支度できたこと。

声をかけられて切り替えられたこと。

自分から聞くことができたこと。

うまくいかなくても、もう一度やってみたこと。

 

そんな小さな変化を、大人が見つけて言葉にしていくことが、子どもの自信につながっていきます。

 

  1. 選ぶ機会を増やす

自立を育てたいと思うと、

つい「こうした方がいいよ」と大人が決めたくなることがあります。

 

もちろん、導くことは大切です。

けれども、子どもが自分で考えるためには、自分で選ぶ経験が欠かせません。

 

「どっちにする?」

「先に何からやる?」

「どうしたいと思う?」

 

そんな小さな問いかけが、子どもの考える力を育てていきます。

 

  1. すぐに答えを教えすぎない

子どもが困っていると、助けたくなるのは自然なことです。

でも、いつもすぐに答えを渡してしまうと、

「自分で考える前に、誰かが答えをくれる」という感覚にもつながりやすくなります。

 

少し立ち止まって、

「どうしたらいいと思う?」

「どこが難しい?」

「一緒に整理してみようか」

と声をかけることで、子どもは“考える経験”を積むことができます。

 

  1. 失敗を責めず、育ちの材料にする

失敗は、なるべくさせたくない。

そう思うのも、子どもを大切に思うからこそです。

 

でも、失敗のない成長はありません。

 

うまくいかなかったときに、

「なんでできなかったの」ではなく、

「次はどうしてみようか」

と一緒に考えてもらえた経験は、子どもにとって大きな力になります。

 

失敗を責められると、挑戦すること自体がこわくなります。

でも、失敗しても大丈夫と思えたとき、子どもはもう一度やってみようとできます。

 

自立を遠ざけてしまう関わり方

子どものためを思っていても、

関わり方によっては自立を育ちにくくしてしまうことがあります。

 

たとえば、

 

  • すぐに答えを教えてしまうこと
  • 先回りして全部やってしまうこと
  • 失敗を強く責めること
  • 他の子と比べること
  • 「あなたはできない」と決めつけること

 

こうした関わりが続くと、子どもは

「どうせ自分ではできない」

「失敗したら怒られる」

と感じやすくなってしまいます。

 

大切なのは、何でも任せることでも、何でも助けることでもなく、

その子が“自分でやってみる”ためのちょうどよい支え方を見つけることです。

 

親もまた、少しずつ見守る力を育てていく

子どもの自立を考えるとき、実は親自身の在り方もとても大切です。

 

子どもが成長していくにつれて、親としては心配になることも増えます。

  • 失敗しないようにしたい。
  • 傷つかないでほしい。
  • 遠回りしてほしくない。

そう思うのは、とても自然なことです。

 

けれども、子どもが本当の意味で育っていくためには、

親もまた、少しずつ「支えること」と「見守ること」のバランスを取っていく必要があります。

 

見守るというのは、放っておくことではありません。

必要なときには支え、でも子どもが自分で考え、自分で進む余白も大切にすることです。

 

親も子も、最初からうまくできるわけではありません。

だからこそ、どちらかが完璧である必要はないのだと思います。

 

ろすい塾が大切にしていること

ろすい塾では、学力だけでなく、

「自分で考え、自分に合った方法で進んでいく力」を大切にしています。

 

そのために、まず何より大切にしているのが、

安心できる関係づくりです。

 

子どもは、安心できる相手がいてこそ、

自分の苦手さや不安を見せることができます。

 

そして、「わからない」「できない」を安心して出せる場所ではじめて、

学びも前に進みやすくなります。

 

ろすい塾では、心理の専門知識を持つ指導者が、

一人ひとりの特性や不安に寄り添いながら関わっています。

 

ただ勉強を教えるだけではなく、

その子がどこでつまずいているのか、何に困っているのかを一緒に見つけていきます。

 

また、すぐに答えを与えるのではなく、

「どう進める?」

「何から始めるとやりやすそう?」

といった問いかけを大切にしています。

 

そうすることで、子どもが少しずつ

「自分で考える感覚」

「自分にもできるという感覚」

を育てていけるようにしています。

 

さらに、小さな変化や成長を丁寧に見つけていくことも、

ろすい塾が大切にしていることの一つです。

 

大きく変わることだけが成長ではありません。

  • 昨日より少し表情がやわらいだこと。
  • 自分から質問できたこと。
  • 苦手なことに向き合ってみようとしたこと。

 

そうした一つひとつを大切に積み重ねながら、

その子らしいペースで前に進んでいけるよう支えていきたいと考えています。

 

おわりに

子どもの自立・自律は、

「早く一人でできるようにすること」ではなく、

その子がその子らしく育っていくことの中で、少しずつ形になっていくものです。

 

できることが増える日もあれば、うまくいかない日もあります。

前に進んだように見えて、また戻ったように感じることもあるかもしれません。

 

でも、そうしたことも含めて、子どもの成長です。

 

大切なのは、子どもを急がせることではなく、

その子の歩幅に合わせながら、必要なときに支え、見守っていくことです。

 

ろすい塾は、これからも一人ひとりの気持ちや特性に寄り添いながら、

子どもたちの「自分でできる力」と「自分を整える力」を丁寧に育んでいきたいと考えています。

 

ご興味のある方は、どうぞお気軽にろすい塾までお問い合わせください。

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