起立性調節障害とは
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こんにちは!
最近暖かい日が増えましたね🌞
暖かいと日中眠たくなることが増えますよねー😪
今回は起立性調節障害についてお話しいたします。💁♀️
起立性調節障害(OD)は、自律神経の乱れによって、立ち上がったときに脳への血流が低下する病気です。
立ちくらみ、めまい、頭痛、倦怠感などの症状が現れます。
午前中に症状が強く出やすいため、学校に行けなくなり、不登校になりやすくなります。
起立性調節障害は疾患であり、無理やり学校に通わせることは負担をかける可能性があります。
また、学校に行けないことに対して罪悪感を感じたり、友達に会う機会が減ってしまい孤独感や疎外感を感じたりすることもあります。
少しでも症状が見られる場合には、早めに病院に行ってみてくださいね。
【起立性調節障害の症状】
起立性調節障害でみられる身体症状はさまざまです。
これらの項目のうち3つ以上当てはまる、あるいは2つであっても症状が強いなどの場合、起立性調節障害を疑います。
1.立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
2.立っていると気持ちが悪くなる。ひどくなると倒れる
3.入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
4.少し動くと動悸あるいは息切れがする
5.朝なかなか起きられず午前中調子が悪い
6.顔色が青白い
7.食欲不振
8.臍疝痛(せいさいせんつう)へその周囲の痛みをときどき訴える
9.倦怠あるいは疲れやすい
10.頭痛
11.乗り物に酔いやすい
(日本小児心身医学会 編:小児起立性調節障害診断・治療ガイドライン より)
【起立性調節障害の症状の特徴】
- 午前中に強く、午後から改善し夕方以降は軽減する
- 春や秋の季節の変わり目や天候の変化による影響を受けやすい
- 他の多くの疾患でもみられる症状のため、血液検査、画像検査などが必要
【起立性調節障害を発症しやすい時期・年齢】
小学校高学年から中学生にあたる10~16歳の思春期の子どもに多く、男子よりも女子の方が症状を抱えている人の割合が多い傾向があります
【起立性調節障害の検査】
ほかの病気ではないことを確認した後、新起立試験(10分間安静の状態で横になった後に起立し、心拍数や血圧の変化を測定)を行ない、以下の4つのどのタイプに当てはまるかを判定します。
1.起立直後性低血圧
起立直後に血圧低下が起こり、回復に時間がかかるタイプ
2.体位性頻脈症候群
起立後の血圧低下はなく、心拍数が異常に増加するタイプ
3.血管迷走神経性失神
起立中に急激な血圧低下が起こり、失神するタイプ
4.遷延性起立性低血圧
起立中に徐々に血圧低下が進み、失神するタイプ
(参考:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/orthostatic_dysregulation/)
【起立性調節障害の治療】
起立性調節障害は体質によるところがあるため、治療には時間がかかる場合がありますが、多くの子どもは治療を続けることで症状が改善していきます。
- 規則正しい生活リズムを心がける
- 十分な水分と塩分を摂取する
- 運動により下半身の筋肉量を増やす
- 起床時に光を浴びる
- 薬物療法
【学校で対応してほしいこと】
起立性調節障害(OD)は、不登校につながる可能性があります。
遅刻や欠席が多くなってきた場合、体調面を気にかけ、柔軟な対応をしてもらえるように働きかけることも必要です。
- 起立性調節障害に対する理解を深める
- 柔軟な支援体制を整える(放課後登校、居場所の調整、学習面のフォロー、進路指導など)
- 症状や生活リズムを考慮して、ペースが作れるような方法を検討する
【家庭での対応】
- 起立性調節障害への理解を深める
- 水分や塩分の摂取、起き上がり方などの工夫をする
- 生活リズムを整える(起床時間と就寝時間を固定する)
- 体を動かす(散歩など)
- 改善が見られない場合は医師に相談する
- 心のサポートが必要な場合はカウンセリングを利用する
【起立性調節障害の高校進学】
起立性調節障害の症状が重い場合や、改善に取り組むことが難しい場合は、午後から通学可能な高校に進学する必要があります。
京都の公立高校であれば単位制高校の「清明高校」「奏和高校」があります。
また、通信制高校も午後から通学可能な高校も多いです。
ろすい塾に来ている生徒の場合、第一志望に公立高校(単位制)、第二志望に通信制高校を受験する場合が多いです。
志望校に合わせて学科試験対策だけでなく、作文や面接などの受験対策も行っていますので、ご安心ください。
【起立性調節障害の大学進学】
起立性調節障害は、思春期の時期に一番症状が重くなりやすいと言われています。
大学受験の時には不安に思うお子さんも多いと思います。
まずは、体調を整えながら無理ないペースで学習をすることが必要です。
大学進学の目指し方も、症状の重さによって変わってきます。
ある程度、体調の調整が可能な状況になりつつある方は、通学できる大学を選択しています。
大学受験での精神的負担を軽くするために、可能な限り「総合型選抜」か「学校推薦型選抜」での受験ができるように準備をしていくことが多いです。
合格後は、通学の負担を少なくするために大学のすぐそばで一人暮らしをして、1限目であってもすぐに通学できるように環境を整えることも必要な場合があります。
症状が重い場合には、「通信制大学」を選択することが多いです。
在宅で授業が受けられるほか、自由な時間を確保しやすいため治療に専念しやすくなります。
いろんな選択肢があります。
状況に応じて、進路検討をしてみてくださいね。
起立性調節障害のお子さんの学習・進路などでお困りの場合は、円町で運営している個別指導塾「ろすい塾」にご相談ください。